吉池デンタルクリニック｜八王子の歯医者・歯科

歯周病は歯茎が細菌に感染することで、歯茎から血が出たり、歯を支える骨が溶けたりする病気です。お口の中だけの病気だと思われてきた歯周病ですが、歯周病が悪化すると糖尿病の症状も悪化するなど、全身疾患との相関関係も明らかになりました。つまり、今は口の中の状態は口の中だけにとどまらず、全身への影響も考えなければならないと、当院では考えています。

口の中のことだからといって歯のケアをおろそかにせず、健康作りの一環として歯周病治療を受けるようにしましょう。歯周病は40代を過ぎると多くの方のお口の中に見られます。長期にわたり、検診を受けていない方は一度、歯科検診を受診ください。

虫歯・歯周病を繰り返さないためには、日々のブラッシングを正しく行うことと、定期的に検診を受けることが大事です。

当院でも、治療が一通り終わったら、ご希望の患者さまにはお口の状態に合わせてリコールを行います。また、歯周病治療を終えたばかりの方は、治療から1カ月後にクリーニングにお越しいただいています。状態が良くなれば、徐々にメンテナンスの頻度を低くし、最終的には半年に1回のメンテナンスとなります。

メンテナンスでは、検診のほか、汚れのチェックを行います。その際は、口腔内カメラでお口の状態をお見せしたり、染め出し液で汚れに色を付けたりして、どの部分に汚れが残りやすいのかをご確認いただいています。ご自身で状態を確認することが、日々のケアへのモチベーションにつながると考えているからです。

これ以上歯を失わないために、できることから始めていきましょう。当院がそのサポートをさせていただきます。

保険診療では、銀歯などの金属やレジンなどのプラスチックを中心とした素材で歯の修復を行います。これらは費用は抑えることができますが、お口の中で目立ってしまったり、長持ちしにくいというデメリットがあります。そのため、より機能的で自然な見た目の素材をお求めの場合は、セラミックの修復物を使った治療をおすすめします。セラミックは、天然歯に近い見た目を持ち、レジンに比べて汚れが付きにくいというメリットがあるからです。

ただ、セラミックには、以前よりも頑丈で割れにくい素材が登場してきています。そのため、上下とも硬いセラミックのかぶせ物を装着してしまうと、歯根に負担がかかってしまうというデメリットもあります。そのため、その方の口内状況や生活習慣なども踏まえ、より長持ちする素材をご提案するよう心がけています。

成長途中のお子さまは、顎の骨の幅を広げたり、前に動かしたりしやすい状態にあります。そのため、それらを利用することで、狭い歯並びや低すぎる奥歯の噛み合わせなどを改善することが可能です。

当院ではお子さまの噛み合わせ治療に、ジャンピングプレートをご紹介しています。ジャンピングプレートは歯を支えている顎の骨の成長を促し、正しい嚥下(飲食物など食べるものを認識し、飲みこむまで)の習慣をつけるための装置です。装置を入れておくだけで、噛み合わせを変化させます。適応症例は、舌を動かす癖が原因の上顎前突症（出っ歯）や、前歯の反対咬合です。

ジャンピングプレートは小学校卒業までに行います。取り外しができることがメリットである一方、お子さまの意志や協力も大切になります。お子さまの噛み合わせに不安がある方は、できるだけ早めに当院へお越しください。

噛むという行為は、想像以上に強い力を歯と顎にかけています。もしも歯がなくなってしまうと、噛む刺激がなくなり、次第に痩せていきます。顎の骨が一度痩せてしまうと、入れ歯で歯を補う治療を行いにくくなったり、調整が難しくなったりしてしまいます。

インプラント治療であれば、顎の骨に直接人工歯根を埋め込むため、食事の際に骨への刺激が伝わり、顎の変形が起こりにくくなります。顎の骨が変形すると、顔の見た目にも変化が起こるため、歯を失ったら放置せずにインプラント治療をご検討ください。

当院では、患者さまとの丁寧なカウンセリングを重ね、インプラント治療の計画を立てていきます。

歯を失ったときに、手術や歯を大きく削ることなく行えるのが入れ歯治療です。保険適用が可能で、多くの症例に適応します。
また、よく噛め食事がしやすい且つ、装着時の違和感が少なく他の方が見ても入れ歯だとは気づかない等の入れ歯を製作する治療も行っています。

当院では、患者さまのお口の型を丁寧に採り、調整を重ねるという、入れ歯作製の基本に忠実に治療を行っています。頬、舌、唇などの動く部分と歯茎や上顎などの動かない部分を念頭に置き、それぞれにより合うように調整をします。